シグナル

激しく飛び交う銃弾の中、

武彦は仲間達と共に懸命に戦いを繰り広げていく。


数の上では敵軍が圧倒的不利に見えるが、

我が軍は突然の奇襲により皆浮き足立っていた。


だが兵力において上回っている我が軍も、

徐々にではあるが足並みが揃い始め、

両者の戦力は少しずつ拮抗していく。


そんな時エディ達上層部は、

もしも戦いが長引けば、

武器や弾薬に乏しい我々が再び不利になるのではと思い策を巡らせていた。


エディは必死に兵士達に指示を出す。


「敵は長い距離を遠征しているとはいえ、

武器を大量に持ち合わせているだろう…

だが現時点で敵の戦力がどの程度のものか分からない、

弾を無駄にするな、

落ち着いて良く狙って撃て!

一発も外さないつもりで撃つんだ!」

そして等間隔に配置された、

ロケット砲部隊が砲撃を開始していく、

敵軍の先手を取るロケット砲部隊の投入であった。

< 135 / 228 >

この作品をシェア

pagetop