シグナル

「それで…

どっちへ行けば良いと思う?」

その時ケビンが思い出したように、

「そうだ、

ケイがいるじゃないか、

こう言う時の勘は鋭いだろ!」

テリーや他の仲間達も揃って言い始めた。


「そうかケイがいたな、

ケイ頼む!

この際俺達はケイの意見に従う」

だがラルフだけは、

この意見に反対だった。


「ちょっと待て、

俺もケイの勘がずば抜けて良いのは知ってる。

でもそれだけに頼るのは危険じゃないのか!」

「私も最初はそう思った。

でも現状では、

どうしても勘に頼るしか方法が見つからない、

なら少しでも勘の良い者に頼むしかないだろ!」

テリーの言葉を聞いたラルフは、

疑問を残しつつも、

納得せざるをえなかった。

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