君への想いを、言ノ葉に乗せて。
プロローグ
ーーもし、人が過去に戻れるとしたら
私は間違いなく、“あの時”に戻っていただろうと思う。
後悔しても恨んでも祈っても変わらない過去。
小説の世界みたいに、タイムトラベルなんかがあるわけでもない。
それでも、もう、過去を悔やみたくないと思った。
過去を変えられないのなら。
私が変わるしかない。
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