好きになった執事は殺し屋でした。
そう言うと、みかは自分のベッドへと歩いていき、なにかを手に持ち戻ってきた。
見慣れないそれ。
映画やドラマでしか見たことがない・・・・・・。
「・・・・・・拳銃?」
「正解です」
みかは黒光りするその拳銃を右手に持ち、私に向かって構えた。
そしてこう言った。
「それではお嬢様。さようなら」
・・・・・・・・・・・・えっ・・・・・・・・・・・・。
パンッ
そして引き金が引かれた。