好きになった執事は殺し屋でした。
◆第2話◆あなたの正体
シャッ
「・・・・・・まぶし」
「お嬢様。おはようございます」
目の前が明るくなり、うっすらと目を開けると見慣れた後ろ姿があった。
みかがカーテンを開けていた。
「朝食は準備しております。お顔を洗ってきてください」
「ん・・・はぁい」
私の部屋だ。
頭がぼーっとする・・・・・・。
みかがニコリと笑って私の頭を撫でた。
「ふふ。寝癖ついてますよ。直して差し上げますから後ろを向いてください」
「あい」
後ろを向くと、みかが私の髪をとかし始める。
・・・・・・・・・・・・あれ?
なんか私、変な夢見てたような気がする・・・・・・。
どんな夢だったっけ・・・・・・?