好きになった執事は殺し屋でした。
だってなんか・・・・・・おかしいんだもん。
ずっと好きだった人が、実は私のことをずっと殺そうと思ってた人だった・・・・・・っていうところが悲しくて泣いたのに、みか、勘違いしてるんだもん。
しかもなぜかなぐさめようとしてるし。
・・・・・・。
・・・・・・ほんとに『殺し屋』なのかな・・・・・・?
「・・・あんまり遅いと周りに怪しまれるな。詳しい話はあとでしてやる。とりあえず下に降りてこい」
「はぁい」
すると、突然ガシッと頬を片手で掴まれた。
鋭いみかの視線が私の瞳をとらえる。
「・・・・・・おい、今の状況分かってんのか?昨日見せた拳銃もオモチャじゃねーんだぞ」
こ、こわい・・・・・・!
「・・・ふぁ、ふぁふぁっふぇふぁふ」
「分かってるならいいが・・・このことは誰にも言うんじゃねーぞ。いいな」
「ふぁ、ふぁい」