好きになった執事は殺し屋でした。
陽菜の気配に、俺が気づかないわけがない。
あいつが部屋に向かってくるのを知った俺は、とっさに“あいつ”に電話をかけ、自然に正体をバラした。
案の定、陽菜は驚き、俺に失望した。
だから海外に逃亡しろと言った時、素直に従うと思ったんだが・・・
まさか、俺の事が“まだ”好きだったとは・・・・・・。
誤算だ。というかありえねぇ。
ずっと裏切ってたんだぞ?
なんつーハッピーな頭してんだあいつは。
そして2つ目の嘘。
それは・・・・・・