たまにはいいじゃないですか蒼井くん。【完】
「え、いや、あの、蒼井くん...。」
そう力なくいうと、蒼井くんは
「ほんとうに桃花はかわいいね。
今日一日、俺のこと照れさせようとかどきどきさせよう、とかおもってたんだろうけど、バレバレだよ。
でも、桃花が予想以上にかわいかったから、許してあげる。」
なんていって、ベッドの上の私を抱きしめた。
「え、気づいてたの...?」
なんてわたしが聞くと、「当たり前でしょ。あんなの誰でも気づくよ。」なんて返されてしまった。