たまにはいいじゃないですか蒼井くん。【完】


「え、でも、さすがに服とか借りるのはわるいかなあって思うし、

お母さんも許してくれないとおもうからやめておこうかな...」


ここでさっさとごめんなさいしておくのが一番...

「だから今聞いてみろってば。

服なんか全然貸してやるし、それに、

初めに俺んちにきたいってゆってきたのは、桃花(ももか)でしょ?」


ちょっとにやっとしながらそう言ってきた。


まさかこれは...ばれてる?
しかも、普段は桃花って呼んでくれないくせに今呼んでくるあたりがもはや...

確 信 犯 。


「い、いや、やっぱりやめておくよ。はは。」

そういいながら後ろずさる。

それでも蒼井くんは...
「こいよ。」

そういいながら距離を詰めてくる。


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