すれ違う未来
ドアがバタンと閉じて、俺は玄関へ向かう。
鍵・・・本当に置いて行ったな。
そして、さっきまでアイツが立っていたキッチンへ。
食器棚を見ると、茶碗、お椀、箸。
アイツ用の食器が全て無くなっていた。
風呂へ。
アイツ用のシャンプー類がなくなっていた。
トイレへ。
カバー類が無地へと変わっていた。
寝室へ。
ベッドカバーが無地へと変わっていた。
アイツの好きだったリーフ柄はどこにも無い。
クローゼットの中にはアイツの洋服は一枚も無い。
それは、数日前から気が付いていた。
だからアイツから別れを切り出される事を予想していた。
鍵・・・本当に置いて行ったな。
そして、さっきまでアイツが立っていたキッチンへ。
食器棚を見ると、茶碗、お椀、箸。
アイツ用の食器が全て無くなっていた。
風呂へ。
アイツ用のシャンプー類がなくなっていた。
トイレへ。
カバー類が無地へと変わっていた。
寝室へ。
ベッドカバーが無地へと変わっていた。
アイツの好きだったリーフ柄はどこにも無い。
クローゼットの中にはアイツの洋服は一枚も無い。
それは、数日前から気が付いていた。
だからアイツから別れを切り出される事を予想していた。