すれ違う未来
【すれ違う未来】-すれ違う事実-
●彼女視点:2話
「あっ」
思わず声が出てしまった。
休日だというのになんの予定もない私は、二番目の兄に「飯行かね?」と誘われた。
私が地元から離れて就職する時、すでに一人暮らしをしていた 二番目の兄が「一緒に住もうか?」と言ってくれた。
一番目の兄は地元で実家暮らしをしているから、両親は私と二番目の兄が一緒に住むことを望んだけれど、私は「自立したいから」と言い訳した。
・・・本当は、二番目の兄に彼女が居たっていうのが大きな理由だったのだけれど。
二番目の兄の勤める会社と私の勤める会社は近い、今日は休日出勤をしている兄と会社近くの雑貨屋さんで待ち合わせた。
そこは私の大のお気に入りのお店。
兄を待っている間、いくらでも時間をつぶせる。
そう思って選んだ待ち合わせ場所に、まさか彼が居るとは思わずに。
「あっ」
思わず声が出てしまった。
休日だというのになんの予定もない私は、二番目の兄に「飯行かね?」と誘われた。
私が地元から離れて就職する時、すでに一人暮らしをしていた 二番目の兄が「一緒に住もうか?」と言ってくれた。
一番目の兄は地元で実家暮らしをしているから、両親は私と二番目の兄が一緒に住むことを望んだけれど、私は「自立したいから」と言い訳した。
・・・本当は、二番目の兄に彼女が居たっていうのが大きな理由だったのだけれど。
二番目の兄の勤める会社と私の勤める会社は近い、今日は休日出勤をしている兄と会社近くの雑貨屋さんで待ち合わせた。
そこは私の大のお気に入りのお店。
兄を待っている間、いくらでも時間をつぶせる。
そう思って選んだ待ち合わせ場所に、まさか彼が居るとは思わずに。