すれ違う未来
●彼女視点:3話
「結婚するの!? おめでとう!!!」
私はすぐに祝福の声をあげた。
「ああ、子供のこと考えたらそろそろ きちんと籍入れようかって」
「えっ!?子供!? 赤ちゃんできたの!?」
「違う違う! 子供を作りたいからって意味」
「そっか、もう付き合って何年になるっけ?」
「ん~、3年位になるな」
「そっか、ついに多美さん、せいちゃんと結婚してくれるのか~」
「なんだよ、してくれるって言い方?」
「だって、多美さん せいちゃんが新入社員の時の指導係だったんでしょ?」
多美さんは、二番目の兄の彼女。
同じ職場で兄が入社してすぐに指導してくれた先輩だったそうだ。
その時、多美さんは入社4年目だったという。 短大を卒業して4年だから24歳。 それからしばらくして二人は付き合うことになって、多美さんは現在28歳になるはず。
「だけど、多美と俺は年は2つしか変わらないぞ!」
「分かってるよ。 とにかく良かった。 急にご飯一緒に食べようなんていうから多美さんと喧嘩したの?なんて思ってたんだ」
兄は多美さんと1年程前から一緒に住んでいる。
「結婚するの!? おめでとう!!!」
私はすぐに祝福の声をあげた。
「ああ、子供のこと考えたらそろそろ きちんと籍入れようかって」
「えっ!?子供!? 赤ちゃんできたの!?」
「違う違う! 子供を作りたいからって意味」
「そっか、もう付き合って何年になるっけ?」
「ん~、3年位になるな」
「そっか、ついに多美さん、せいちゃんと結婚してくれるのか~」
「なんだよ、してくれるって言い方?」
「だって、多美さん せいちゃんが新入社員の時の指導係だったんでしょ?」
多美さんは、二番目の兄の彼女。
同じ職場で兄が入社してすぐに指導してくれた先輩だったそうだ。
その時、多美さんは入社4年目だったという。 短大を卒業して4年だから24歳。 それからしばらくして二人は付き合うことになって、多美さんは現在28歳になるはず。
「だけど、多美と俺は年は2つしか変わらないぞ!」
「分かってるよ。 とにかく良かった。 急にご飯一緒に食べようなんていうから多美さんと喧嘩したの?なんて思ってたんだ」
兄は多美さんと1年程前から一緒に住んでいる。