すれ違う未来
そして、コイツはキッチンで食器を確認した。
「あの時のままだね。 増えても無いし、捨てられてもいない」
「ああ」
「ありがとう」
コイツは、元は俺の部屋にあった食器を持ってきてくれた。
お揃いの食器を食器棚に並べる。それだけで俺は幸せな気持ちになった。
その後、ベッドルームへ入り、
「本当にあった・・・」
と、コイツのお気に入りだったリーフ柄のベッドカバーと同じ物を見て泣きそうになっていた。
俺が掃除や洗濯を始めると、驚いた表情をした後に笑顔になった。
「信じられなくて本当にごめんなさい」
と俺の腕に自分の腕を絡めた。
「俺こそ、別れの理由を何も聞かずに悪かった」
「愛されてないって思っちゃった・・・」
「指輪を買ってあるの知って、自分へじゃ無いなんて、本当あり得ない思考回路だな?」
俺が笑うと、
「だって・・・」
とコイツは困った顔をする。
「でも、俺もお前が幸せになれる相手は俺では無いって判断したんだと思った・・・
ある意味、お前を俺も信じていなかったってことだな?」
と言うと、コイツは、
「そうだよね?」
と苦笑した。
「あの時のままだね。 増えても無いし、捨てられてもいない」
「ああ」
「ありがとう」
コイツは、元は俺の部屋にあった食器を持ってきてくれた。
お揃いの食器を食器棚に並べる。それだけで俺は幸せな気持ちになった。
その後、ベッドルームへ入り、
「本当にあった・・・」
と、コイツのお気に入りだったリーフ柄のベッドカバーと同じ物を見て泣きそうになっていた。
俺が掃除や洗濯を始めると、驚いた表情をした後に笑顔になった。
「信じられなくて本当にごめんなさい」
と俺の腕に自分の腕を絡めた。
「俺こそ、別れの理由を何も聞かずに悪かった」
「愛されてないって思っちゃった・・・」
「指輪を買ってあるの知って、自分へじゃ無いなんて、本当あり得ない思考回路だな?」
俺が笑うと、
「だって・・・」
とコイツは困った顔をする。
「でも、俺もお前が幸せになれる相手は俺では無いって判断したんだと思った・・・
ある意味、お前を俺も信じていなかったってことだな?」
と言うと、コイツは、
「そうだよね?」
と苦笑した。