コイスルエバポ
新たな風
昼間のトーク
夏休みに入って少し経ったころだ。
マリコ、ミキと一緒にフードコートでタピオカドリンクを飲みながら英語の宿題を片付けている。
化学実験イベントまではあと3日。英語の問題に集中しようと思えば思うほど、落ち着かない気持ちがどんどん沸き上がってしまう。
ミキがテキストをバン!と閉じて言った。
「もーだめ。あたしポテト買ってくる。」
斜向かいのハンバーガーショップから揚げたてのポテトの香りが漂っている。
きっと、英語よりポテトが気になって仕方がなかったんだな…と考えながら何となく問題を見るのをやめた。
するとマリコもペンを置き、スポッ!とタピオカを吸い込みながら一息ついていた。
「お待たせー大盛り買ったから二人も食べて食べて!」
『えっ、まじ!いいの?』
「じゃあいただきまーす」
三人は完全に勉強モードから覚めた。
マリコがポテトを頬張りながら話し始める。
「ねぇ、実験行くのに待ち合わせどうする?」
『あー、そーだね。』
急に実験の話題が始まってそわそわし始めているのを必死に隠しながら答える。
「ひかりん、せいやは?うちらと待ち合わせたらどうかなって思ったんだけど」
「それ、私も賛成。ひかりの言う誠也くんてのがどんな人なのかすっごい気になる。」
まさかの展開だ。
『えぇーっ…けど、アイツはアイツで他の人と行くかも知れないし…』
「とりま、連絡しておいて!んーポテトうまー」
「マリコ食べ過ぎー」
しょうがないなぁ…と呟きながら誠也のトーク画面を開いた。
マリコ、ミキと一緒にフードコートでタピオカドリンクを飲みながら英語の宿題を片付けている。
化学実験イベントまではあと3日。英語の問題に集中しようと思えば思うほど、落ち着かない気持ちがどんどん沸き上がってしまう。
ミキがテキストをバン!と閉じて言った。
「もーだめ。あたしポテト買ってくる。」
斜向かいのハンバーガーショップから揚げたてのポテトの香りが漂っている。
きっと、英語よりポテトが気になって仕方がなかったんだな…と考えながら何となく問題を見るのをやめた。
するとマリコもペンを置き、スポッ!とタピオカを吸い込みながら一息ついていた。
「お待たせー大盛り買ったから二人も食べて食べて!」
『えっ、まじ!いいの?』
「じゃあいただきまーす」
三人は完全に勉強モードから覚めた。
マリコがポテトを頬張りながら話し始める。
「ねぇ、実験行くのに待ち合わせどうする?」
『あー、そーだね。』
急に実験の話題が始まってそわそわし始めているのを必死に隠しながら答える。
「ひかりん、せいやは?うちらと待ち合わせたらどうかなって思ったんだけど」
「それ、私も賛成。ひかりの言う誠也くんてのがどんな人なのかすっごい気になる。」
まさかの展開だ。
『えぇーっ…けど、アイツはアイツで他の人と行くかも知れないし…』
「とりま、連絡しておいて!んーポテトうまー」
「マリコ食べ過ぎー」
しょうがないなぁ…と呟きながら誠也のトーク画面を開いた。