【短】いやもうほんとに可愛すぎるとおもうんです。

俺の叫んだ声に

ビクッ!!という効果音が似合いそうな驚き方をして、こちらを振り向く。


「...将也。...これ、チョコ...!!!!」


顔を真っ赤にして、俺に差し出してきたのは、

かわいらしいピンク色の袋にはいった、チョコレートだった。



「え...嘘...まじで...?」


まさかまさかの展開に、頭がついていかない。


「うん...。今日、避けちゃって、ごめんね。

どうしても、将也の顔みたら、なんか、どきどきしちゃって...。

チョコレート渡すだけなのに、めちゃくちゃ時間かかっちゃった。」


はは、なんてちょっと微笑みながら言う。



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