【完】Angel Heart
ドキンドキン。
まだ、胸が高鳴って鼓動が早い。
今、あたし…どんな顔してるんだろう?
ヘンな顔してない、かな?
凄い意識しちゃうよ…。
今まで以上に。
「実楽?」
「うぇーぃ…」
「…なんか、疲れてる?」
「や。大丈夫…」
なんていうか、もう。
告白して来たのは湊の方なのに。
この余裕綽々ぶりが、なんか許せなくて。
なんで、あたしなの?
ぐるぐるくすぶる想い。
自信なんか全くない。
あたしに良い所なんて一つもない。
だから、あたしは…。