【完】Angel Heart
「はぁぁぁぁぁぁぁ…」
「うっ。苦しいっ!酸素が薄くなる!やめてよ!実楽!そんなに深い溜息吐くの!」
「ひなのちゃんてば、ひどい…」
結局、今日は、それ以上湊との会話はなく終わって。
放課後になり…皆が思い思いに過ごしている中。
「小野坂くん!一緒に帰ろう?」
「え?あぁ…別にいいよ?」
声を掛けようか迷ってる内に、他のクラスの子に先を越されて。
それをなんの迷いもなく受け入れてる湊にムカついた。