[完]全力恋奏~音に乗せて~

「佐倉さん、お話いいですか?」

私が聞くと、その時が来たという顔をして、受付をほかの人にお願いしていた

「裏庭、行きましょうか」

私と新村くんはただ、佐倉さんの後を付いて行った




「……2人とも、もう、後には戻れないわよ?」

裏庭のベンチに座るなり、そう言った

「私たちは、覚悟してます。教えてください…優生先輩の“今”を」

そうして、目を閉じて話し始めた…




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