[完]全力恋奏~音に乗せて~
ごめんなさい。
あの時私を守らなければ、こんな事にはなっていなかった
責めるなと、言っていましたね……ごめんなさい
それでも、やっぱり私は私を責めてしまいます
「優生先輩…幸せでしたか?…私は先輩が優生先輩で、……っ…とっても幸せでした……っほんとっに、大好きです…尊敬していますっ……先輩…っ…ありがとう、ございます」
先輩の頬を手を添えて、そう言うと
先輩の頬を涙が伝った……
私はこれまでに無いくらい、大声で泣き叫んでいた
その場に崩れて、周りの人に支えられて
病室には、人で溢れていた
先輩、見ていますか?先輩はこんなにも愛されていました
優しく生きるで、優生
その名前の通り……いや、それ以上でした
暖かく見守られながら
9月19日午後13時21分 三浦優生 先輩は静かに眠りについた