[完]全力恋奏~音に乗せて~
✿再奏✿
文化祭
学校では、優生先輩が旅たった後、集会が行われそこで報告された
たくさんの生徒が泣いていた
ここでも、やっぱり愛されていたんだと確信した
そして、あれから早二週間
文化祭を来週に控えているため、学校中は完全に文化祭モードです!
「園村!ここどうしたらいい?」
「そこは…あ!青と水色と白を使って、グラデーションに!」
「おっけーい!」
実行委員の私も順調で、沢山の人と話せるようになりました!
「実行委員〜」
「はーい!……新村くんっ!」
「忙しいよな?」
「んー、手が離せなくてっ!」
ちょっと寂しそうな顔をする新村くんにキュンとする私
「……それどこに持ってくの?」
私の手元をじっと見つめてそう言う
その私の手元はには、木材類やアクリル絵の具が入っていかにも重たそうなダンボール
いや、もちろん、既に腕がぷるぷるしてますがね?(笑)
「会議室だよ!」
「手伝う」
そう言って、ヒョイと持たれてしまう……男の人ってすごいなぁ……