[完]全力恋奏~音に乗せて~
教室に戻ると、
「あ!いたいた!しずくちゃん!ちょっと…」
なんて言われながら、新村くんから離れる
ふと見てみると、新村くんはムッとしながら、妖艶に微笑んだのでした
「全く、カップルで何してたのよ」
作業をしている私の横に来てそう呟いたのは、
「紅ちゃん!」
「寂しかったんだからね」
「あはは!ごめんごめん!会議室ゴタゴタで手こずっちゃって」
「ふぅーん?」
紅ちゃん、ニヤついてますよ?
そんなこんなが続いて、あっという間に前夜祭