[完]全力恋奏~音に乗せて~
「/////」
「……なあ、定期演奏会っていつ?」
「えっと…5月10日だよ?」
「そっかぁ…折角行きたかったのに、俺選抜合宿だ」
せ、せせ選抜合宿?!?!!!?
「な、なんか…とんでもないものに出るんだねっ?!!」
そんな私が面白かったのか、新村くんはお腹を抱えて大爆笑
「でも、代わりにこうして聴けるから……うわー!けどやっぱり周りと合わせてるの聴きたかった!」
そうやって頭を抱えて上を向いて叫ぶ新村くん
「ふふっ…あははっ!」
思わず笑ってしまった
「んだよー」
「何だか、素直で面白くって」
単純にそう思ったから、そう言ったら
「新村くん…?」
口を手で抑えて顔を赤くする新村くん
「待って、見ないで?」
「どっ、どうしたの?!具合いでも悪い?熱?風邪?!大変だよっ!せ、選抜……「1回、黙ろ?」