[完]全力恋奏~音に乗せて~
話しながら適当に歩いていた
気がつけば、もう19時をまわっていた
「もう暗いね」
「そろそろ帰るか?」
どちらかと言うと、帰りたくなかった
まだ柊羽と一緒に居たいという気持ちが大きくて……大きすぎて
何も言わずに俯いていると、また私の手を引いて歩き出した
「柊羽?」
「観覧車乗りに行くか」
ここから一番近いところに大きな観覧車がある
「うん!」
夜だし、夜景も綺麗だろうなぁ……