[完]全力恋奏~音に乗せて~
確かに、大人が聞いたら笑うかもしれない
まだ高校生だし、まだまだやらないといけないことも沢山ある
「はい」
けれど、私の未来にはあなたしかいないから
「また、また……俺がプロポーズした時結婚しよう。それまで待っててくれる?」
どんなに傷ついてもいいとさえ思ってしまう
「もちろん!」
幸せすぎて涙が出るなんて、夢の話かと思っていた
けれど、それは現実で
大好きな人との約束で
最初で最後の約束だった