[完]全力恋奏~音に乗せて~


ーしずくsideー


部屋に入ったばかりの時、柊羽に長く深いキスをされて、私の頭は既に思考停止状態。


キスが終わったと思ったら、ニヤリと妖艶に笑って、私の腕を掴んで中まで入る。


「本当にいいの?」


少し弱々しくそう言葉を発した柊羽。


「……」


ただ、無言で私は頷いた。



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