[完]全力恋奏~音に乗せて~
ベッドに横になった私のうえから、私の頭の横に手をついて私の目を見つめる。
そして、ゆっくり顔が近づいて軽くキスをした。
……そこまでは、よかった。
____ガチャッ…ガチャガチャ!!
突然のそんな音に、私と柊羽は飛び起きる
「な、なんの音…?」
「…わかん……あ、」
まさか、そう柊羽が言いかけた時、
「しずくー?いるのー?」
紅の声が聞こえた。
あー、なるほどと納得する私の横で項垂(うなだ)れる柊羽