[完]全力恋奏~音に乗せて~
「紅!待ってね」
そう言って、ドアの鍵を開ける
「あぁ、良かったいたんだー」
紅の後ろには、翔亮くんもいた
「良くねぇよ」
私の後ろでため息と共にそう言う柊羽
「ええ、なんか柊羽めっちゃ機嫌悪くない!?」
「あったり前だろ!マジでふざけんなよ…」
「ん、もしかしてまだだった!?」
さすが紅。勘が鋭い!…いや、柊羽の機嫌が悪い時点で気づくのか…?
「もしかしなくてもだよ!」
怒る柊羽に、笑いながらごめーんと謝る紅は、何らいつもと変わらないのでした。