[完]全力恋奏~音に乗せて~


「……」


「分かればよしっ!教室まで行ける?」


「そっ!そんな!とんでもないっ!はっ、早く行かないと!新村くんは!」


多分相当青ざめたんだろう、爽やかな笑顔で去って行った


……しかし…はぁぁぁぁ


腰が抜けて立てないよ〜…でもまだみんな来るまで相当時間あるし、大丈夫、かな?


ふと、さっきの出来事を思い出す


怖かった…何されるのかわからなくて、知らない男の人に話しかけられて


……けど、そんなことも吹き飛ばしてくれたのは新村くん

すごいなぁ……あんな怖いことがあっても、新村くんのお陰でそれどころじゃなくなっちゃったよ

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