[完]全力恋奏~音に乗せて~


「……あ、っ…「しずく!」

「に、新村くんっ?!」

「はぁ、…よかったー……」


そう言ってその場にしゃがみこんだ

「新村くんっ?!どうしたのっ!?」

「柊羽……?」

新村くんのもとへ駆け寄ると、上目遣いで見てきた

……うっ……か、可愛い…失礼かもしれないけど、かわいい!


「無事に教室行けたか心配したんだよ…おかげで朝練集中出来なかった」

ははっと、どこか困ったような顔をして笑った

「……ご、ごめっ…「ん?」


ニコニコ……


「ごめんな…「え?」


ニコニコニコ……


「朝はありがとうっ……!」

「はいっ、よく出来ました!」

ぜ、絶対わざとだっ…!

優しくてキラキラの笑顔で頭をポンポンする、新村くんに心臓がうるさいです……

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