[完]全力恋奏～音に乗せて～

｢あいつら2人さ、マジでなんであんなにモテるの？！｣

｢飯倉くんもいい人だもんね｣

紅ちゃん…きっとたくさん辛い思いしてるよね……

｢イケメンだしね、スポーツ男子だし｣

｢あれ？飯倉くんは、何部なの？｣

｢ん？あぁ、翔亮はサッカー部だよ｣

なんか……

｢……意外…だね｣

｢あははっ！やっぱり？言うと思った(笑)あいつ白いしね｣

そう、色白で、筋肉もゴリゴリついてるわけじゃなくて

中部かと思った……

｢でも、翔亮好きな子いるから……｣

｢えぇっ？！｣

｢多分本人は自覚してないんだよ…すごく可愛くていい子なの。あたしじゃあ叶いっこない｣

｢そ、！そんなことないよっ！紅ちゃんは、美人さんでこ、こんな私に話しかけてくれてっ……｣

突然大きな声を出したからか、周りにいた人が一気に注目する

……恥ずかしい……