[完]全力恋奏~音に乗せて~
「園村さんはさ、家族とかはどんな感じなの?」
「えぇっと…お母さんは主婦で週に4回パートで…お父さんは今は海外に単身赴任で、お兄ちゃんが大学生です…」
「へぇー、お兄さんいるんだ!」
ただ今、何をしているかと言うと、、
4人で質問タイムです!
「やっぱり似てるの?」
「あ、あんまり……あ、!お兄ちゃんは、イケメンみたいでモテモテです!いつも女の子から電話がかかってきます!」
そう言うと、3人とも、まじか……なんて口を揃えて言ってた
「無自覚なのよこの子」
「うん、それは前から思う」
「さすが」
3人とも何を言ってるのか全く……
「あー、じゃあ、俺いい?」
「う、うん!」
新村くんからの質問……何だろう…緊張するな……
「好きな人はいる?」
?!?!!??!??!??!!?
にっ、新村くんからっ……それ?!
「…えっ……と……」
ど、どうしよう……紅ちゃんを見ても、飯倉くんを見ても二人共私と同じ顔してるもん!
「あ!じゃあ!逆に柊羽はいるの?!好きな人!」
そこへ紅ちゃんが現実に戻ってきて、助けてくれた!
けど……新村くんの好きな人……
「ん?あぁ、いるよ」
……新村くん…好きな人がいたんだ
そ、そりゃいるよね!こんなに素敵なんだもん!