[完]全力恋奏~音に乗せて~
花火大会
翌日、目が覚めると紅ちゃんはとっくにいなかった
洗面所へ行くと、髪の毛をくるくる巻いていた紅ちゃんは、私に気がついて振り向いた
「紅ちゃんおはよう」
「おはよう♪しずく!」
「早いねぇ…ふぁあ」
「今日は明日のための準備でショッピングモール行くんでしょ!♪」
あ!そうでした…確かに、昨日話してて明日はショッピングモールに買い物ねって……
あちゃあ……
「その顔は忘れてたね(笑)」
「うう……ごめん」
「可愛くしていこうね♪」
そして私は顔を洗って髪の毛をとかした
紅ちゃんは器用で髪の毛を可愛くして、お化粧ももう終わって、私のことをキラキラした目で見つめていた
「……べ、紅ちゃん?」
「髪の毛!やらせて?」
「え、う、うん!お願いしますっ!」
そして、紅ちゃんの思うがままに髪の毛、お化粧をしてもらった
紅ちゃんの手際は良くて、紅ちゃんは自分の髪の毛をまいてポニーテールに。私の髪の毛をお団子にしてくれた
か、かわいい〜!
お化粧も薄いけれど、程よくしているのがわかる
「やっぱりかわいいよ!しずく!元がいいからやりやすいしね♪」
「これは…ま、魔法だよ!紅ちゃん、魔法つかいなの?!」
すると、大爆笑する紅ちゃん
……もう、笑いすぎだよ…
「ははっ…何言ってんの(笑)んなわけないでしょー?」
だって、本当にそのくらいすごかったんだもの……