‘‘コイ‘‘には落ちません!
「そう。噂によるとすんげぇ若いらしい」
「まぁ若いって言っても私達よりは上でしょ。あ、そこのお冷取って」
ほらよ、と同期の田宮が隣にあったお冷を注いでくれた。
「まぁな。それ飲んだら出るか」
「ありがと。そうだね。そろそろ真純も終わるころでしょ」
そのままコップの水をグビッと一気飲みして席を立つ。
お会計を終わらせて真純に電話を掛けると、ちょうど仕事が終わったらしく、これからいつもの居酒屋で落ち合うことにした。