一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
やだな、どうしちゃったんだろう私。南さんとバイバイするのがちょっと寂しいって思ってしまっている。
もう少しだけ一緒にいたいなんて……。
信じられない自分の本音に慌ててシートベルトを外した。
「あの、今日は本当にありがとうございました」
再度お礼を言うと、南さんはなぜか車のエンジンを切り、シートベルトを外すと私と向き合った。そして真剣な瞳を向けてくる。
吸い込まれそうになる切れ長の瞳に見つめられると、嫌でもドキドキしてしまう。やっぱり彼は王子様みたいにカッコイイ人だから。
すると南さんの手が伸びてきて、私の右手を優しく包み込んだ。
たったそれだけのことで驚くほど心臓は飛び跳ねてしまう。
「みっ、南……さん?」
どうしよう、ドキドキしすぎて声が震える。それでも彼の表情は変わらない。
「ミャー、今日は本当にありがとう。ますます好きになった」
掠れた艶っぽい声で囁くように言われ、身体中の熱が上昇していく。
南さんの気持ちが分からない。本当に私のこと、好きなの? 異性として好きだと思ってくれているの?
もう少しだけ一緒にいたいなんて……。
信じられない自分の本音に慌ててシートベルトを外した。
「あの、今日は本当にありがとうございました」
再度お礼を言うと、南さんはなぜか車のエンジンを切り、シートベルトを外すと私と向き合った。そして真剣な瞳を向けてくる。
吸い込まれそうになる切れ長の瞳に見つめられると、嫌でもドキドキしてしまう。やっぱり彼は王子様みたいにカッコイイ人だから。
すると南さんの手が伸びてきて、私の右手を優しく包み込んだ。
たったそれだけのことで驚くほど心臓は飛び跳ねてしまう。
「みっ、南……さん?」
どうしよう、ドキドキしすぎて声が震える。それでも彼の表情は変わらない。
「ミャー、今日は本当にありがとう。ますます好きになった」
掠れた艶っぽい声で囁くように言われ、身体中の熱が上昇していく。
南さんの気持ちが分からない。本当に私のこと、好きなの? 異性として好きだと思ってくれているの?