moon~満ちる日舞う少女~【上】












【放課後】


勝「じゃあ行こ!美月ちゃん!」


結局私は今日、無理やり倉庫までいかされることになってしまった。

本当は断りたかったんだが、陸や亮に怪しまれてしまいそうで、仕方なくついてきた。

勝に引っ張られながら私はバイクのところまで連れていかれる。



修「美月、俺の後ろ乗れ」



美「うん。ありがと」



修「しっかりつかまってろよ?」



美「うん」
















修「着いた」



へぇ。ここが月龍の倉庫…夜舞ほどじゃないけど普通に大きいな。


ーガラー


「ちーす!!」


「あ、みなさん!!お疲れっす!」



「そちらの方は?」



修「…姫になるやつだ」



修也がそういうと倉庫が急に騒がしくなった。



修「と言っても一時的にだ!」



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