moon~満ちる日舞う少女~【上】
譲「誰だ」
「どーもー!俺ら夜舞を潰しに来ました~」
譲「あいつら、黒龍じゃねーかっ」
黒龍。確か…卑怯な手を使ってくる非正統派組織。
美「真田、譲。準備はいい?」
譲「あたりめぇだ!」
真田「はい」
「えぇ?3人?!もっと仲間呼びに行かなくていいのー?」
美「はっ。お前らごとき、私1人でも充分なくらいだし。」
「ッチ!いけー!!!!!!」
男が指示した途端みんなが攻めてくる。まずは正面から拳が飛んできた。
「ぐあっ!」
けどそれをいなして腹に蹴りをいれる。
「うらぁぁあ!!」
次は3人。私はひとりずつ蹴りをいれた。
次々襲いかかってくるがあっという間に終わる。
「なんだと?!」
美「私がいた時に来たのが間違いだったね」
「舞月…」
舞月は夜舞総長、私の通り名。
美「それともわざと私を狙った?」
「ーっ」
美「ま、どっちでもいいけどさ~。私いなくても余裕だっただろうし」
私は真田と譲を見た。2人は余裕な顔。