moon~満ちる日舞う少女~【上】
【放課後】
香「姉ちゃんちょっといい?」
ひそひそと香月に言われる。そして近くのあき教室にはいった。
香「姉ちゃんってもしかして…」
香月はそこで言葉を辞めた。聞くべきか、聞かないべきか。香月は私の弟だもん。別にいいか。
美「舞月だよ」
前いいかけた香月の言葉。
香「ーっ?!!」
美「夜舞総長。夏目美月は私」
香「…そっか」
美「うん。別にわざと黙ってた訳じゃないよ。…なにか知りたいんだったら、帰ってから話そう。だから今日は……」
香「わかった」
今日は急いで夜舞に向かう必要があった。
私は香月と分かれて裏門にいる南のバイクの後ろにのる。
美「見つかってないよね?」
南「当然や」
バイクが急発進。夜舞の倉庫まで1時間でついてしまった。