moon~満ちる日舞う少女~【上】




ーガラッー


倉庫をあけるとみんなは挨拶をしてくる。私と南も挨拶し返して上の幹部室に行く。


ーガチャー


真輝「あ!!美月ぃぃ!」



抱きつく勢いの真輝をスルリと避けてソファに座っと。


美「奈津!昨日なんでいなかったの?行くって行ったのに」



奈「……」


何故か珍しく無言の奈津。反対に譲が大爆笑しながら


譲「こいつ、反省文くらってたんだよ!!ざまぁ」


美「は?!奈津が?!」


真輝「あぁん?譲てめぇのせいだろ!奈津は譲の巻き添えになったんだよ!」


美「もしかして髪?」


奈「あぁ。」


奈津の髪の色も校則違反ではあるけれど、いつも上手く切り抜けてたからなぁ。


奈「で、譲は俺を巻き添えにして逃げやがった。」


譲「いつも俺ばっかだろ!たまにはいいじゃん!」


そういうと奈津は舌打ちをしたあと、話をそらす。

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