moon~満ちる日舞う少女~【上】




ーガンッー




美「ねぇ…下が騒がしくない?」


奈「そうだな」



私達は下へと降りた。






美「ーっ?!」



そこには仲間と見知らぬ男が倒れていた。




奈「おい、なにがあった?!!」


晃「夜舞潰しらしいです…」


夜舞潰し…


?「出てこい舞月ぃぃぃぃ!!!!」


なるほどね。


美「…私に喧嘩を売るとはいい度胸だなぁ」


外へ出ると相手が誰だかわかった。


美「九厘…」


九厘は月龍同様5本の指に入るトップクラスの族。トップファイブとひとつだ。


美「わざわざ遠いところ倒されに来たんだなぁ~」


九厘は同じ県ではない。



九厘「ふっ。そろそろNo.1の称号、渡してもらうぜ?」


総長らしき男がそういうとたくさんの男達が向かってきた。こっちは夜舞メンバー全員いる訳じゃない。むしろいつもより少ないくらいだ。

逆に九厘にはざっと100人はいる。…だけどそんなのは関係ない。ハンデにすらならない。


「ぐっ!!」


「がはっ!!!」


「ごふっ!!!」


奈津たちも戦う。そして私はみんなの倍の速さで急所をつき倒していく。


譲「はっ!さすがうちらの総長」

南「男前~」

譲と南が茶化すくらいまだまだ余裕らしいので私は急所をつかず2人の方へ敵を蹴って押す。


譲「うぉ!」

南「なにすんや?!!」


美「だって余裕でしょ?」


そういうと2人はニヤりと笑って倒す速度をあげた。

相手の人数は100人。それを15分で片付けた。



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