俺様社長に飼われてます。
「熱ッ、めっちゃ熱い!!」
「ああ、悪い」
大して悪いと思っていないだろう男はシャワーの近くの壁に埋め込まれたデジタル機器を慣れた手つきで操作する。
防水のためか透明なカバーで覆われているようだった。
ほどなくして体温ほどにシャワーの温度が変わって、先ほどの機械は温度調節のものだったらしいことがわかる。便利な風呂場だ。
「ほら、目を閉じろ」
「い、いかがわしいことするつもりじゃ」
疑心暗鬼にそう言うと、男はそのまま黙り込んでジャンプーのボトルを手に取った。
男はそれを何回かプッシュして、手の平に取った良い香りのする粘着性のある液体を私の濡れた髪の毛にぶちまけた。
そのままワシワシと泡立てられて、泡が目元に流れ落ちてくる。