俺様社長に飼われてます。


「ちょ、っと……!」

「動くな。試したいことがある」


高山さんの吐息が私の唇を包み込んだかと思えば、熱くて柔らかい感触が唇に押し当てられた。


――キスをされていることに気が付いた時には彼の舌先が私の唇をなぞるようにくすぐっていて、上唇を蹂躙する。


「んむっ……!?」


抵抗の声を上げようとすれば、発しようとした言葉ごと唇を食べられてしまった。

ちゅっ、と水音のあとに唇が震える。


高山さんの何を考えているのかわからない、無表情で整った顔が離れていった。


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