俺様社長に飼われてます。
「お前、正式にモデルをやりたいか?」
「え?うんと、それで高山さんの……会社のためになるなら、やりたいですけど」
衣食住全ての面倒を見てもらってる上、家事まで彼に任せっきりなのだ。
私に出来ることがあるなら、何だってやりたい。
私が拙い言葉でそう伝えると、私を抱き締める腕の力が少し強くなった気がした。
「お前は何もしない人形でいていいのに」
小さく呟いた言葉。
それに冗談の色はなくて、思わず肩をすくめた。