Dear My・・・
二人の関係が変わってしまうことを。
何も知らない彼だからこそ、こうしてわがままに付き合ってくれている。
それは幼なじみの特権。
恋人でもない友達でもない。
特別な席にいる。
その席を手放したくはない。
彼の笑顔を失いたくない。
「このまま海でも見に行くか?」
「え?」
ちょっと待て。
こっちがけが人ということを忘れていないか?
「ちょっと、私はけが人なんだけれど」
「大丈夫だって。砂浜を歩く時に、肩ぐらいは貸してやるよ」
「そういう問題じゃないでしょ?」
(いったい何を考えているんだ?)
そう思ってしまう。
でもそれが彼なんだ。
自分が知っている彼の姿なんだ。
「わかったわよ。そのかわりにけがの治りが悪くなったら、責任とってよね」
「おい」
「そうだ。学校の行き帰りに送り迎えをしてもらうとか」
「おいおい」
何も知らない彼だからこそ、こうしてわがままに付き合ってくれている。
それは幼なじみの特権。
恋人でもない友達でもない。
特別な席にいる。
その席を手放したくはない。
彼の笑顔を失いたくない。
「このまま海でも見に行くか?」
「え?」
ちょっと待て。
こっちがけが人ということを忘れていないか?
「ちょっと、私はけが人なんだけれど」
「大丈夫だって。砂浜を歩く時に、肩ぐらいは貸してやるよ」
「そういう問題じゃないでしょ?」
(いったい何を考えているんだ?)
そう思ってしまう。
でもそれが彼なんだ。
自分が知っている彼の姿なんだ。
「わかったわよ。そのかわりにけがの治りが悪くなったら、責任とってよね」
「おい」
「そうだ。学校の行き帰りに送り迎えをしてもらうとか」
「おいおい」