The multidimensional universe
「コイツは驚いた。機械仕掛けのロボットじゃないのか?」

打ち合いながら言うユピテル。

「…機械仕掛けには違いない」

影月は言う。

「俺は第42銀河で開発された殺人機械だ」

「殺人機械?はっ、大層な名前だ!」

影月の攻撃を掻い潜り、右拳を顔面に叩き込むユピテル!

大きく仰け反った影月が、数歩下がった。

「今だ!」

ユピテルは一気に間合いを詰め、影月の首筋に手刀、更に回し蹴りを同じ箇所に叩き込む!

吹き飛ばされ、廃墟の壁に叩き付けられる影月!

衝撃で廃墟が崩壊し、影月はその瓦礫の下敷きになった。

しかし。

「!!」

影月は全身からオーラを放出し、その瓦礫を弾き飛ばす!

「…殺人機械の癖に、オーラを放出するのか。しかも何て能力値だ」

ユピテルの表情が険しくなる。

「能力値5000億はかたいな…」

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