私のFamily


自分のクラスの目の前の廊下から、自分の席まで来るのがこんなにも遠いなんて。


準備をしてゆっくりしようと本を出す。


「なぁ!お前誰かいい人居ないかなぁって言ってたろ?こいつは?」

馬鹿みたいな男子が指さしてるのは…………私だった。


「………………」ほら男の子困ってるじゃん。なんであんな事言ったのこの馬鹿。


「…………やだなわけないじゃん。」



ほら、無理だって。



「ん?なんて!?ヤダの次聞こえん! 」


「だーかーらー!ヤダなはずないじゃんって言ってんの!!」


は…………?



「はぁ?マジで言ってんのお前?!」

「大まじだけど。」


「まじか。。じゃあキスできるのかよ!」


「できるよ。」


この人達一体何考えてんの!?てか、勝手に何話進めんの?




ほらまた悪口言い出したじゃん
『あ、あの!!いい加減にしてください!勝手に話進めないで!てか、まずからかうのもいい加減にしてください!』


「はぁ?何なんこいつ。」

「チョーシのんなブス」

「うざ。なんなんこの女。お前みたいなやつが雄大くんと釣り合うわけねぇだろうが」



ダメだ。もう無理。



無理じゃない。我慢しなきゃ。負けちゃう。



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