あの日を
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住んでいるマンションの向かいにあるスーパーに辿り着いて気がつく。
……そういえば冷蔵庫の中身確認してこなかったな……。
何があって、何が無かったのか全く覚えていない。
まあ、とりあえず材料全部を買っておこう。
玉ねぎや卵はよく使うからすぐに無くなるだろう。
必要な物以外は買わずに、すぐに買い物を済ませるのが私のやり方なので、かごにどんどん材料を入れ込んでいく。
玉ねぎ、合挽き肉、卵にパン粉……。
あとは、ケチャップで良いかな?
それから、これもこだわりなんだけど、毎日同じレジの人のところに並ぶこと。
別に、話をするわけでも、その人が好きな訳でもないけど、変なこだわりなんだよね。
「いらっしゃいませー。」
そう言ってかごを受け取った中年のおばさん。
そして、かごの中身と私の姿を見るとあからさまに変な顔をしていた。
何……その反応?
私にハンバーグなんて作れないとでも言いたいの?
少し気分が悪くなって、お金を払うとレシートも受け取らずにかごを思いきり引っ張った。
乱雑に袋に買ったものを詰めると、すぐにお店を後にする。
明日から、レジ変えようかな……。