time~元暴走族豊×キャバ嬢カナ~
「じゃあ後はお2人さんで楽しんでくれ。俺は裏にいるから何かあったら呼んでくれればいい」
「ありがとう」
これは文ちゃんなりの気遣い。
そう思ったあたしは文ちゃんにお礼を言っておいた。
「いい店だな」
「うん」
「ずっと話したかった」
その言葉になんて答えればいい?
あたしは話すことなど何もない。
それが本音だけど、豊が手にしたバーボングラスに入っている氷が綺麗な音を鳴らすからあたしは言葉を飲み込んでしまった。
「今の暮らしを楽しんでるか?」
「…………」
答えられないような質問ばかりをしてくる豊。
「どうしていきなり消えたんだ?」
「…………」
豊。
突然そんな話をされたって何も答えられない。
「この間いたのは彼氏か?」
だって、あたし達の間には3年という長い時があるんだよ。
それを無視して、あの頃のように話をするなんてあたしにはできない。
「ありがとう」
これは文ちゃんなりの気遣い。
そう思ったあたしは文ちゃんにお礼を言っておいた。
「いい店だな」
「うん」
「ずっと話したかった」
その言葉になんて答えればいい?
あたしは話すことなど何もない。
それが本音だけど、豊が手にしたバーボングラスに入っている氷が綺麗な音を鳴らすからあたしは言葉を飲み込んでしまった。
「今の暮らしを楽しんでるか?」
「…………」
答えられないような質問ばかりをしてくる豊。
「どうしていきなり消えたんだ?」
「…………」
豊。
突然そんな話をされたって何も答えられない。
「この間いたのは彼氏か?」
だって、あたし達の間には3年という長い時があるんだよ。
それを無視して、あの頃のように話をするなんてあたしにはできない。