time~元暴走族豊×キャバ嬢カナ~

数分前にはこの腕の中にいたはずなのに……



このベッドにはお前の温もりがまだ残っているのに……


俺の心の中はお前が離れていってしまうんではないかという不安でいっぱいだった。


お前の言葉を信じて待つなんて今の俺にはできそうもない。


ベッドの脇に置かれている、棚の上には俺の吸っている煙草と灰皿が置いてある。


俺のために用意してくれたとは思えないし……


お前がコレを吸ってるのか?


俺の吸っていた銘柄の煙草を?
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