time~元暴走族豊×キャバ嬢カナ~
泣きそうになった顔を見られたくなくて、俺は直ぐ様自分の部屋へと戻った。
明日、カナにプロポーズをしよう。
それで……
これから先の未来を二人で話し合うんだ。
煙草をふかしながら、PHSを手に取る。
明日、家にいるかくらい確認しておいたほうがいいよな。
そう思って、画面を見るとカナからのメールが入っていた。
“ハナシガアル。カエッテキテ。”
カナがこんな風にメールを送ってくるのは珍しい。
何かあったのかと思い、俺は慌てて家を出た。
そのメールがカナからのSOSのような気がして……