music〜君と奏でて〜
【昴side】
琴美にあんなに言われた。
「やりたくてやってたわけじゃないし」「あんなの無理やりじゃん」
って聞いた瞬間。
今までにないくらいの悲しみが襲ってきた。
本当は泣いてしまうかと思ったけど顔に力を入れて我慢した。
だって…泣くってカッコ悪いじゃん。
それに…告白だってした…。
でもその答えは。
「あたしあんたの事大嫌いだし」というもの。
そっか。〝大嫌い〟な奴とバンドなんてやってそりゃ疲れるよな。
って事は、あの楽しそうな笑顔、はっちゃけた笑顔、嬉しそうな顔、作詞してる時の顔、悩んでる顔、緊張してる顔、赤く染まった顔。
全てーーーーーーー偽物だったんだな
って思った。
そしたら。
勝手に涙なんかが俺の頰を伝って流れ落ちた。
そっから全く止まらなくなって。
気がついたら家についてた。
どう帰ってきたのかさえ覚えてないぐらい。
別に、琴美が、死んだわけじゃない。
ただ〝フラれた〟と言うだけで。ただ…それだけだ。
と言い聞かせても、全く涙は止まらない。
〝フラれた〟ことこたえすぎてる…よな。
琴美にあんなに言われた。
「やりたくてやってたわけじゃないし」「あんなの無理やりじゃん」
って聞いた瞬間。
今までにないくらいの悲しみが襲ってきた。
本当は泣いてしまうかと思ったけど顔に力を入れて我慢した。
だって…泣くってカッコ悪いじゃん。
それに…告白だってした…。
でもその答えは。
「あたしあんたの事大嫌いだし」というもの。
そっか。〝大嫌い〟な奴とバンドなんてやってそりゃ疲れるよな。
って事は、あの楽しそうな笑顔、はっちゃけた笑顔、嬉しそうな顔、作詞してる時の顔、悩んでる顔、緊張してる顔、赤く染まった顔。
全てーーーーーーー偽物だったんだな
って思った。
そしたら。
勝手に涙なんかが俺の頰を伝って流れ落ちた。
そっから全く止まらなくなって。
気がついたら家についてた。
どう帰ってきたのかさえ覚えてないぐらい。
別に、琴美が、死んだわけじゃない。
ただ〝フラれた〟と言うだけで。ただ…それだけだ。
と言い聞かせても、全く涙は止まらない。
〝フラれた〟ことこたえすぎてる…よな。